平成22年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問1〜5

2010-10-18

平成22年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問1〜5

試験というものは、振り返りが大事である。(しみじみ) というわけで、平成22年度秋期のネットワークスペシャリスト試験を少しずつ振り返る。

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
問1 ZigBeeの特徴はどれか。
 
ア 2.4 GHz 帯を使用する無線通信方式であり、一つのマスタと最大七つのスレーブ
 からなるスター型ネットワークを構成する。
 
イ 5.8 GHz 帯を使用する近距離の無線技術であり、有料道路の料金所のETCなどで
 利用されている。
 
ウ 下位層にIEEE 802.15.4 を使用する低消費電力の無線通信方式であり、センサネ
 ットワークへの応用が進められている。
 
エ 広い周波数帯にデータを拡散することで高速な伝送を行う無線通信方式であり、
 近距離での映像や音楽配信などへの応用が検討されている。

過去問では、見かけなかったタイプ。Wikiによると「ウ」が正解っぽい。 [IEEE 802.15.4]、[低消費電力]この2つはZigBeeの重要なキーワードらしい。    

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
問2 図のネットワークで、数字は二つの地点間で同時に使用できる論理回線の多重度を
  示している。X地点からY地点までには同時に最大幾つの論理回線を使用することが
  できるか。
      A    1    D
      ●ーーーーーーーー●
     /|     2__/|\
    4/ 2| ___/   2| \3
   /  |/       |E  \
 X ●ーーー●ーーーーーーーー●ーーー● Y
   \ 4 |B   3   /| 3 /
    3\ |1      2/ 4| /5
     \|     /  |/
      ●ーーーー●ーーー●
      C  4  F  3 G

ア 8 イ 9 ウ 10 エ 11

多重度の計算は、とにかくコツコツ(笑)。X→Y、Y→Xを計算。 例えば、XからAに向かう場合、4の多重度はA地点から次に進む時に2+1=3の多重度によって1減らされる。 こんな感じにX->A, X->B, X->Cと多重度を計算していって、Yに到着できたのは10。 YからXに向かう経路も10。 なので、答えは「ウ」(ちょっぴり自信ない・・・)    

1
2
3
4
問3 高速無線通信で使われている多重化方式で、データ信号を複数のサブキャリアに分
  割し、各サブキャリアが互いに干渉しないように配置する方式はどれか。
 
ア CCK イ CDM ウ OFDM エ TDM

よく分からんかったので、一個ずつWikiで調べる。 CCK -> Complementary Code Keying -> IEEE802.11bで使われる無線LANの変調方式 CDM -> Code Division Multiplex -> 無線通信で使われる多重化方式(AUのCDMAってやつか・・) OFDM -> Orthogonal Frequency-Division Multiplexing -> 無線通信で使われる多重化方式。各サブキャリアは干渉しないらしい。(コレか?) TDM -> Time Division Multiplexing -> ディジタル信号を時間で分割して多重化する方式。   →サブキャリアが互いに干渉しないというキーワードがあるので、答えは「ウ」のようです。 ※ラッキーパンチ的中か!?    

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
    問4 LANに関する記述のうち、1000BASE-Tを説明したものはどれか。
 
ア 2対のUTPケーブルを使用し、最大距離は100mである。
イ 4対のUTPケーブルを使用し、最大距離は100mである。
ウ シングルモード光ファイバケーブルを使用し、最大距離は5kmである。
エ マルチモード光ファイバケーブルを使用し、最大距離は400mである。


[4対]がポイント。答えは「イ」のはず!    


問5 無線LANで使用される搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式はどれか。
 
ア CDMA イ CSMA/CA ウ CSMA/CD エ FDMA

[CSMA -> Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoid] つまり衝突回避。答えは「イ」