平成22年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6〜10

2010-10-19

平成22年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6〜10

問6 FDDIにおける送信権制御に関する記述として、適切なものはどれか。

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ア 各ノードは、他ノードが伝送媒体に送信した信号の有無を調べ、信号がなければ
 送信を行う。これによって、送信競合の頻度を低減する。
イ トークンと呼ばれる特殊な電文をノードからノードへ巡回させ、送信要求のある
 ノードは、トークンを受信したときに送信権を得る。
ウ マスタコントローラは、各ノードから送信メッセージを受け取り、あて先に中継
 することによって、送信競合を防ぐ。
エ マスタコントローラは、各ノードに送信要求の有無を問い合わせ、送信要求のあ
 るノードに送信権を与える。

[Fiber-Distributed Data Interface] -> トークリング方式で光回線を使っているというのが特徴。 答えは、「イ」  

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問7 スイッチングハブによる接続で、複数のポートを束ねて一つの論理ポートとして扱
 う技術はどれか。

ア MIME     イ MIMO
ウ マルチパート  エ リンクアグリゲーション

過去問でしばしば見かける。束ねる=アグリゲーションということで「エ」  

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問8 ルーティングプロトコルであるBGP-4の説明として、適切なものはどれか。

ア 自律システム間で経路情報に付加されたパス属性を使用し、ポリシに基づいて経
 路を選択するバスベクタ方式のプロトコルである。
イ すべてのノードが同一のリンク状態データベースを用い、コストが最小となる経
 路を最適経路とするプロトコルである。
ウ 到達可能なあて先アドレスまでのホップ数が最小となる経路を、最適経路とする
 プロトコルである。
エ パケットが転送される経路のノードを、送信元ノードが明示的に指定するプロト
 コルである。

BGP4と言えば、キーワードは[自律システム]。答えは「ア」  

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問9 PPPのリンク確立後、チャレンジメッセージを繰り返し送ることができ、それに対
 して相手がハッシュ関数による計算で得た値を返信する。このようにして相手を認証
 するプロトコルはどれか。

ア ARP イ CHAP ウ PAP エ PPTP

PPPの認証方式は[CHAP]。コレ暗記。答えは「イ」  

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問10 DNSでのホスト名とIPアドレスの対応付けに関する記述のうち、適切なものはど
  れか。

ア 一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることはできるが、複数のホスト
 名に同一のIPアドレスを対応させることはできない。
イ 一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることも、複数のホスト名に同一
 のIPアドレスを対応させることもできる。
ウ 複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることはできるが、一つのホスト
 名に複数のIPアドレスを対応させることはできない。
エ ホスト名とIPアドレスの対応は全て1対1である。

エは問題外。ホスト名、IPアドレス共に複数に対応させることができるので「イ」 うーむ。ここまでで正答率は7割。ちょいと厳しい感じだ・・・。