2021年3月26〜28日にオンラインで開催された PHPerKaigi 2021 の参加報告です。
Speaker として
「PHPで学ぶ、セッションの基本と応用」というタイトルで、話してきました。
以前から、「Session」についてざっくりと全体を俯瞰できる資料を作れるとよいと思っていました。どっちかというと PHPerKaigi はニッチな内容のプロポーザルが通りやすいというイメージがありましたが、なんと採択していただけました。
トークに対する反響としては、「わかりやすい」という反応をたくさんいただけた反面、深堀する内容や、もっと知りたい人へのフォローが少なかったと感じています。とはいえ、需要はありそうなので、今後しばらくはブログ内で深堀した内容を書いていってみようかと思います。
なお、トーク賞として Aeropex
を頂いたことを、Aeropex
で聞くというアハ体験をしました。(ありがとうございます!)
アンカンファレンス
突発的なイベントとして、アンカファレンスを自由に予約できる神機能が forte に実装されたので、3/27, 28日のそれぞれで、「カンファレンスの廊下」と題して適当なテック系雑談をしました。
結果として、一人の若者に圧をかけて、登壇を強いることになってしまい。下手をすればパワハラとも取られかねないなと自戒しております。ごめんなさい。今回は結果オーライとなりましたが、次回以降は本当に気をつけます。人の気持ちを考えられる大人になりたい…。
Audience として
正直言って、オンラインカンファレンスとしては、最高峰ではないでしょうか。インターナショナルなカンファレンスとしては厳しいかもしれませんが、随所に「コミュニケーションを促進する」仕組みや工夫が施されていて、感心しきりでした。
個人的にも、話したことがないエンジニアの方、久しぶりにお話するエンジニアの方と、Discord や Zoom で話すことができて、とても楽しかった。
おすすめのトーク
特に私の魂が揺さぶられたトークを2つご紹介。※そのほかのトークもすごいんですよ!
PHP でファイルシステムを作ろう by sji
PHP でファイルシステムを作ろう by sji | トーク | PHPerKaigi 2021 #phperkaigi - fortee.jp
Linux における FUSE (Filesystem in Userspace) を FFI 経由で利用して、DB 内の記事データを grep するという…。聞いただけでドキドキします。コードも公開されていて、実際に動かして試せます!
目的に沿ったDocumentation as Codeをいかにして実現していくか by 小山健一郎
現状分析から始まって、「必要な人」に「必要な書類」をどのように提供するのか、そしてその書類をどのように継続的に育てていくのかという一連の流れが、図を交えて論理的に解説されています。ドキュメンテーションの話としてだけでなく、問題解決の手法として捉えると、「このトークめちゃくちゃすげぇな…」となってきます。
目的に沿ったDocumentation as Codeをいかにして実現していくか by 小山健一郎 | トーク | PHPerKaigi 2021 #phperkaigi - fortee.jp
まとめ
去年も同じようなこと書いてますが、スピーカーとして、聴衆として、国内有数のテックカンファレンスです。少しでも興味が出た人は、一歩足を踏み出して、PHPerKaigi 2022 でお会いしましょう!(きっと開催されるはず)