ある日突然、Ubuntu Focal にインストールした PHPStorm が激遅になった。フォーラムを調べてみると Linux の PHPStorm の起動やプロジェクトのロードが遅くなるという現象は、すでに報告されていた。
幸いなことに Linux の PHPStorm は snap でインストールを行っているので、簡単に古いバージョンに巻き戻すことが出来る。今回は snap で古いバージョンをインストールする際のコマンドの備忘録。
直前の Revision に差し戻す。
いわゆる Revert である。下記のコマンド例は、Rev 191と208が snap の履歴に残っていて、191への Revert が可能。
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| $ sudo snap list phpstorm --all
Name Version Rev Tracking Publisher Notes
phpstorm 2020.2.4 191 2020.3/stable jetbrains✓ disabled,classic
phpstorm 2020.3.3 208 2020.3/stable jetbrains✓ classic
$ sudo snap revert phpstorm --revision 191
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この場合、snap の履歴として古いバージョンも残っているので、 Revert は一瞬で終わる。PHPStorm を再起動すれば、古いバージョンで動き出す。
任意の Revision に差し戻す。
これは snap では Refresh という概念になる。ダウンロードのし直しも発生するので、少し時間がかかる。
利用可能な Revision を確認する。
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| $ snap info phpstorm
name: phpstorm
summary: PHP IDE for Professional Development
... 中略 ...
snap-id: qYt8GFdYX5B4J7mm6S6F4r4vAwnG5IgV
tracking: 2020.3/stable
refresh-date: today at 11:35 JST
channels:
latest/stable: 2021.1.2 2021-04-30 (215) 474MB classic
latest/candidate: 2021.1.2 2021-04-30 (215) 474MB classic
latest/beta: 2021.1.2 2021-04-30 (215) 474MB classic
latest/edge: 2021.1.2 2021-04-30 (215) 474MB classic
2021.1/stable: 2021.1.2 2021-04-30 (215) 474MB classic
2021.1/candidate: 2021.1.2 2021-04-30 (215) 474MB classic
2021.1/beta: 2021.1.2 2021-04-30 (215) 474MB classic
2021.1/edge: 2021.1.2 2021-04-30 (215) 474MB classic
2020.3/stable: 2020.3.3 2021-03-16 (208) 425MB classic
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channel を指定して再インストールする。
Refresh に関しては Rev ではなく channel で指定を行う。もし、PHPStorm が入っている状態なら、 refresh ではなく install に置き換えればOK。
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| sudo snap refresh phpstorm --channel=2020.3/stable --classic
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これだけで、古い Revision の PHPStorm に巻き戻し完了。 snap 超便利。
