ポッドキャスト配信 構成図 vol3

2022-05-12
Linux
Podcast
Yokohama North AM

前回は、Mixlr を利用した最小構成の生配信機材構成を書きました。今回は、少し寄り道してマイクのアップグレードについてです。

マイクの種類

配信者が使う有線マイクには、大きく分けてダイナミックマイク、コンデンサーマイクの2つがあります。このうち、Yokohama North AM で利用しているのは、ダイナミックマイクです。コンデンサーマイクは音を拾いすぎてしまう欠点があるということだったので、ダイナミックマイクを選択しました。これはマイク沼への入口でしたが……

ダイナミックマイク利用の機材構成図

有線マイクは、XLR ケーブルで接続するので、PC と直接には接続できません。そこで USB 接続のオーディオインターフェースを経由して接続します。

機材構成図3 - マイクアップグレード

利用した機材

基本的にベリンガーで揃えていきました。Mac でも Linux でも普通に繋がるので良かったです。XM8500 も少し低音がモコモコしますが、とてもきれいな音が出たので満足していました。

プリアンプ利用の機材構成図

ダイナミックマイクは手軽に高音質が得られて非常に良かったのですが、大きな欠点がありました。それは「音が小さい」ことです。そこで、ダイナミックマイクの音を増幅するプリアンプという機材が必要になるのですが、ここでも問題があります。それは「まともなプリアンプは高い!」ことです。

インターネット上で検索すると、5万円以下のプリアンプは金の無駄遣いなどという表現がされていたりもします。超有名製品である「Focusrite ISA One」などは税込みで6万円します。しかし、Podcast で気軽に音を大きくしたいだけの私はそこまで費用をかけるわけにもいきません。それにプリアンプ自体が機材として大きいと、単純に邪魔です。

機材構成図4 - マイクアップグレード、プリアンプを追加

利用した機材

比較的安価に手に入る sE Electronics の DM1 DYNAMITE を導入しました。これは、現在に至るまで継続的に利用していまして、非常に満足しています。ダイナミックマイクの音がとても大きく増幅されます。ファンタム電源 48V が必要になりますが、オーディオインターフェースの大半にはついてますので問題になることは少ないと思います。何よりマイクとオーディオインターフェースの経路上に挟んであげるだけなので、めちゃくちゃ手軽です。


まだまだ、つづく…