始まったときに終わってる

2025-01-01
雑記

最近、また睡眠トラッキングを再開して、毎朝睡眠スコアをつけている。そんなときにふと思ったこと

チェック時点で取り返しはつかない

睡眠トラッキングの面白いところは、朝起きて、よく眠れたかな?ってチェックしている時点で、睡眠時間が足りなかったとして、基本的には取り返しがつかないところだ。睡眠時間の不足の主な原因は、入眠時間が遅かったことに起因する。

なので、過去に戻って「お前早く寝ろよ」って言わない限り無理で、俺達は過去に戻れないので無理。睡眠不足は、二度寝でも解消できるけど、社会人はそんなに暇じゃないので、普通は予定があるので二度寝はできない。つまり、睡眠は取り返しが付かない。過去の自分の行いが、現在の自分の成績に跳ね返ってくるけど、後悔してる時点でどうにもならない。

似たようなこと

留学したときにも同じ経験をしている。私はアメリカに留学していた過去があるけど、留学前にTOEFL(PBT)で600点に近いスコアが出せるレベルにまでは英語力を上げていた。これは大学院留学で必要とされる英語力なので、事前に勉強していったわけです。

ところが、アメリカ現地に到着して、びっくりしたのは留学生の大半が英語を勉強してきていなかったことです。2001年頃はまだまだ物価も安かったし、円も強かったので、日本人子女は衝動的に留学することが容易だったらしく、中学生レベルの英語もやばそうな人たちがいっぱいいた。

彼らのほとんどは、留学して初めて、「なんで英語を勉強してから留学しなかったのだろう」と後悔してました。留学すれば自然に英語が身につくと考えていた人たちが大半でした。

ちなみに結果として彼らの大半は、英語力を上げることは叶わず、大学進学・現地就職などを諦めて帰国します。現地に永住している知り合いがいる、現地人の恋人ができたなどの特殊な状況を除くと、ジョン万次郎なみに隔離されて追い詰められた状況じゃない限り、自然に英語を身につけるってことは無いらしい。

いやまてよ

睡眠、留学に限らず、世の中のことは大半がそうなのかもしれない。能力や実績が求められるタイミングで、その能力や実績を持っている人は現実を見てよく考えていた人か、運が良かった人なのか。

私に関して言えば、留学前に英語を勉強したのは、留学経験がある人からのアドバイスを聞いたためです。「留学後は、生活に手一杯で英語を勉強する暇はない!なるべく日本でやりきっておくこと!」私は、このアドバイスのおかげで、留学前に三年かけて英語力を上げてスムーズ?に留学を完遂できました。

今思い出すと、留学なんて無謀だからやめろという抽象的なアドバイスをしてくる人はいっぱいいたけど、具体的で使えるアドバイスをくれた人は留学経験者の一人だけだった……

つまりどういうこと?

利益が欲しかったら、先達のアドバイスをもらい、現実的な投資をしておこうぜってことか。なんだ、当たり前じゃないか。