「エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス2025」に参加してきましたので、感想ブログです。以下、ざっくりカテゴリー分けした感想です。
会場について
docomo R&D OPENLAB ODAIBA でした。お台場の好立地です。窓からの眺めも実に美しかったです。東京タワーがきれいにみえます。
おしゃれすぎるビルなので、コインロッカーがないです。最寄り駅のコインロッカーを使うか、荷物はすべて持ち歩くスタイルになります。なるべく最小限の荷物で参加するスタイルが吉でした。
なお、メインセッション会場はプロジェクターじゃなくて、どでかモニター!超高いらしい。ゲストWiFiもいっぱい飛んでて最高、電源もたっぷり。仕事ができそうな空間。じっさいに仕事しているように見えた人もいた気がするw
ランチ
ランチスポンサー様のおかげで、外に出ることなくお昼をいただくことが出来ました。私は片手でつまめるサンドイッチを選択しましたが大正解でした。
机がなかったので、お膝にお弁当をのせるスタイルでした。お箸を使いつつ、飲み物の紙パックを持つというのはなかなかに難しそう。みんな、いろんなものをポロポロ落としておりました。食べ終わったお弁当を膝にのせたままセッションを聞くので、メモを取ったり・フィードバック送るのもつらかったでした。
ただし、会場のセッティングを考えると、まあしょうがないよねという気持ちにもなり、このへんは運営判断も難しいところだななどと思いました。
聞いたセッションの話
ここからは自分が聞いたセッションの感想です。スライドとかはforteeあたりから上手に見つけてください。夕方にいくにつれて感想が少なくなるのは、単純に私がつかれたからですwすいません!
自分のためから誰かのためへ by しまぶ
運か!運なのか!というのは冗談ですが、運を上手に使いこなすヒントが溢れている気がしました。自分のためではなく、誰かのためという利他的な態度こそが「運がよかった」とあとから言える人生をもたらすのかもしれない。
引き際は自分で決める!〜究極の選択と還暦で定年の無い企業に転職した話〜 by 貴島 純子
還暦の新人!というキャッチなーワードが出ましたが、これから私達にも降り掛かってくる定年の話、嘱託再雇用による待遇の低下など、とてもリアルでした。
安定を取るか、チャレンジを取るか。自分の目標は生涯現役なので、先輩の良い話が聞けてよかった。登壇者の方の、精神の若々しさがすごく感じられた。物理的な年齢はどうしようもないけど、自分もこれからもチャレンジングに生きていこうという気持ちになる。
貧民的プログラミングのススメ by 柿崎 貴也
組み込みは貧民 -> CPU,メモリの制限的な意味。スキルが地味でアピールがむずいけど、ヒットすると息が長い。書籍「ソフトスキル」で紹介されてた例と一緒で、希少スキルはむしろ生き残りの鍵になる。
キャリアを考える為の情報収集スタイルの多様化、その中でのエージェントの役割について by 蒲谷 優紀
情報が足りているか?多様化の時代
- キャリアパス
- 働き方
- 採用スタイル
企業情報を横流しするエージェントの価値の低下など、昨今情報の種類・チャンネルが多すぎるなかで、情報整理の大切さについて話されてました。
No Day but TODAY: 20, 30代, 40代で起きたこと, 考えたこと, 行動したこと by 前田雅央
No Day but TODAY -> ミュージカルRENTの言葉
- 20代 必死にやりすぎて体壊す
- 30代 所属会社で無双
- 40代 介護が生活に入ってくる
くーーーー!分かるぜーーー!!!という同年代のお話。無茶振りされる話がありましたが、何をやるかわからないものをアサインされるエンジニアは、会社で一番信頼されているエンジニアだなと思います。良いエンジニア人生を過ごされているのだなぁと思いました。
エンジニアの健康管理術〜自分という唯一無二のシステムを保守運用する〜 by 曽根友希
健康管理も基本的には現実を把握して、何をしたらどうなるのか?について解像度を上げることなんだなぁと感じました。いわゆるシステム保守にも通じていて、健康管理を通しても仕事力が上がるな!などと思いました。
「ラベルにとらわれない」エンジニアでいること by okutsu
性別の話は上手に扱うのが実に難しいのですが、分かりやすくかつフェアにまとめられた見事な発表だなと感じました。発表内で、まず母数を増やさないと公平な評価判断が行われづらいという箇所があってハッとさせられました。同じ所属会社なのですが、本人が先頭きって頑張っているので尊いです。
ソフトウェアエンジニアのキャリアパスの描き方と、その中で自分が大切にしてきたこと
かけ合わせキャリアによるレアリティの話、ネガティブな言動への注意などチクチクささる話が多かったです。
AIが台頭する時代のエンジニア進化論:価値探索とAI-Human Interfaceのスペシャリストへ by おだかとしゆき
やせい
変わりゆくもの、変わらないもの。 by 米久保 剛
ちゅうしょうとぐしょう
※このあとは記憶がない…
懇親会前の疲れ果てた様子(私は右端のぶっ倒れている人です)
きのこれなかった人たち #きのこ2025 pic.twitter.com/Z4OWpNwXzh
— おかしょい (@okashoi) March 9, 2025
懇親会
なんかめっちゃ楽しかったです。大澤さんに新人育成の相談したり、すがわらさんとチェキ撮ったり、米久保さんにサインもらったりとわちゃわちゃしました。
@hanhan1978 sanとHR業界やっていこうなと話し合いました pic.twitter.com/CFZ9gxaAS4
— sugamasao (@sugamasao) March 9, 2025
まとめ
きのこカンファレンスは、若者たちに、先々のキャリアのヒントを受け取ってもらおうみたいな雰囲気が強いのかなと思ってました。しかし、この記事を書いている時点で47歳の私にとっても強烈な励みになりました。先輩たちが頑張っている姿を見せてもらえて、 「hanhan1978はまだまだ甘いぞ」 と言われている気がしました。
つきなみではありますが、運営スタッフ、スポンサー、登壇者、参加者のみなさま、大変良いカンファレンスをありがとうございました。プログラミング言語や特定職能をターゲットにしたカンファレンスでは味わえないごった煮感がとても良かったです。これからもみんなで生き残りましょう!