AI Agent時代の教育・学習について

2025-04-14
AI Agent
教育
学習

過去にメモ書きをポストした通り、AI Agentについて雑談する会に参加している。

その中で、AI Agentがソースコードのたたき台を高速で作ってくれる時代では、初学者が技術について知識を身に着けていくのは大変なのではないか?教育の機会が損なわれているのではないか?俺達は新人教育をどうしたらいいんだ?みたいな話が出てきた。

ここで言っているたたき台というのは、昔で言うならLinuxでのミドルウェアのインストールであったり、PHPであればPHP本体をインストールして、モデュールをインストールして…みたいなインフラに近い作業とか、アプリケーションフレームワークをとりあえず動く状態で用意するようなことだと思っている。

なるほど、そういった試行錯誤の中で、徐々にプログラミングの常識を身に着けっていた自覚はあるので、そういった泥臭い作業をAI Agentが肩代わりしてしまうと、エンジニアとして独り立ちしていく過程が昔より難しくなるのではと心配する気持ちも分かる。ただ、なんとなく、心配ないんじゃないかなとも思っている。

Google検索が現れたときのコピペプログラミングを心配する人たちの気持ちや、VagrantやDockerが現れたときのインフラ周りの簡単さに対する懸念も杞憂だった。結局、業界で求められる知識の幅がどんどん拡大している。コスパの良い方法が出てこないと、そもそも最高到達点が低くなるわけで、AI Agentを使って爆速成長していく若者が出てくるだけで、まあ大丈夫っしょくらいの考えだった。

そんな中、ちょうどよく考えを補完してくれる動画に出会ったのでご紹介。動画もぜひ見ていただきたいが、中で語られていることの中で私に刺さったのは「若者がコスパを考えようが何しようが、結局無駄なことをいっぱいしていて、コスパは悪いんだよ」という意見だった。

「若者の行動は全部がムダ」コスパに囚われたZ世代に東浩紀さんが教えてくれた、”コスパ思考の末路”

いや、そうなんだよね。結局、AI Agentが出てきたことで「コスパによって、学習の大切な部分が端折られてしまって」いようがいまいが、初学者は大量のムダをいろんなところでやりながら成長していく。だから、何も変わらんし平気よ。って思った。

まとめ

私の世代は、高級言語が出てきてアセンブラをいじくる人がおらず、低レイヤーに興味ある人は趣味でアセンブラをいじるという感じだった。でもって、アセンブラに興味ある人なんてめっちゃ少ないしw仕事で直接的に役に立つこともまずないし、心配いらんわけです。だから、老若男女問わず、この便利なツールを使い倒して楽しく生きていこう!って思った。