この記事は吉祥寺.pmについての25個の小さな話、またはMagnolia.Kの雑記 Advent Calendar 2025 - Adventarの17日目です。
前提知識
まずは、この地図をご覧ください。私の住む藤が丘から吉祥寺へと向かう電車のルートです。
箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ TAMA River
この多摩川の存在により、藤が丘から吉祥寺へ向かう車のルートは必ずどこかの「橋」を渡ることになります。そしてたいてい、橋の周辺は混雑します。そのため、吉祥寺へ向かう場合の正解は電車を使うということになります。
しかし、直線的に北へ向かう路線は存在しないため、一度都心へ向かったあと折り返して吉祥寺へ向かう必要があります。そう、気軽に参加するにはちょっと遠い…
私にとっての吉祥寺.pm
ものすごく参加したいけど、交通の便が悪いので参加するのが億劫。参加さえすれば、リアルな人との交流により、幻想・憶測が取り払われるのですが、参加できないので想像するしかありません。
主催者のMagnolia.Kさんのアイコンはかき氷なので、実際どんな人なのかがわかりません。界隈の強そうなエンジニアを束ねて吉祥寺で勉強会を行う人です。きっと怖い人に違いありません。しかも、私にとってマグノリアといえば、空からカエルが降ってくる怖い映画です。恐怖が加速します。
私の当初の想像を元にChatGPTにイメージ図を描いてもらいましたが、まじで当初はこれくらいビビってました。
コロナ禍で参加できた吉祥寺.pmオンライン
コロナ禍は世界中が大混乱に陥りましたが、リモート勉強会が流行するというポジティブな側面もありました。おかげで、私もついに吉祥寺.pmに参加することができ、各登壇の最後に俳句が詠まれる風流な勉強会（句会）を体験することができました。
主催のMagnolia.Kさんのお顔をリアルで拝見することができて、どうも私がイメージしていた悪の親玉のような人ではないことが分かりました。百聞は一見にしかず。
接近
その後、なぜかリモート読書会をしたり、マネージメントについて語り合う場にご一緒したりして、接近するようになりました。決定的だったのは、PHPカンファレンス小田原です。着席してオープニングを待っていた私に「富所さん、どうも！」と声をかけてくる人がいます。一瞬、このオジサンだれだろう？と思ったのですが、声がMagnolia.Kさんで、見た目がMagnolia.Kさんであるので、多分Magnolia.Kさんであることは間違いないけど、PHPのイベントだぞ？この方はPerl界隈のはずでは…
いや、そんなルールはそもそもないし、なんだかすごい嬉しいぞ。こいつぁ、Answerソングを送らねばということで、大吉祥寺.pmのCfPに応募して、参加することができました。
翌年のPHPカンファレンス小田原2025では、当たり前のように会場前のベンチに座っているMagnolia.Kさんを見ても、とくに違和感を感じなくなりました。実に自然。ずっとそこに居たような安心感。
待機中 #phpcon_odawara pic.twitter.com/Ij7dchkb9m
— Ryo Tomidokoro (@hanhan1978) April 12, 2025
コミュニティを横断する交流
別にそんなに意図していたわけではないのですが、自分の得意言語、得意分野のカンファレンスに優先して参加していくと、コミュニティが偏ってるんだなということに気づかせてもらえました。難しく考えずにいろんなコミュニティに参加していろんな考えに触れて、いろんな知り合いを増やすことで自分のさらなる成長につながります。
刺激的でもあるし、とにかく楽しいです。そんな、気軽に越境することを教えてくれたMagnolia.Kさんが主催している吉祥寺.pmをこれからも応援します！私も地域コミュニティに携わるものの一人として、一緒に日本の地域コミュニティを盛り上げていきたい所存であります！