皆さんは布製トートバッグはお持ちでしょうか?IT系のカンファレンスで参加賞としてもらえることが多いので、プログラマはみんな持っているのではと思います。私はこのトートバッグが大好きで、出勤でもよく使っています。特に下部にマチがついているタイプが好みです。
このトートバッグですが、おろしたてだとビシッと自立してとっても格好良いのですが、数十回の出動を繰り替えすと、いつしかクタッとしてしまいます。お気に入りのesaトートバッグも、クッタクタです。
比較として、2018年6月16日に頂いたばかりのPHPカンファレンス福岡のトートバッグです。しっかりと自立しています。
クタクタトートバッグもカワイイのですが、なんとかして下ろし立てトートバッグの質感を取り戻したいということで実験してみました。
準備
ドラッグストアで、洗濯用の糊を購入してきます。私が手に入れたのはカネヨノールなるブツです。750ml
ラベルに使用量が書いてあるのですが、通常は11%程度の濃度で使うようです。今回は濃い目にしてトライします。
洗濯
糊付けする前に、まずトートバッグを洗います。汚れを落として糊の浸透を助ける効果があると勝手に思っています。通常の洗濯洗剤で優しく手洗いします。ロゴが傷つかないように丁寧に。
そして脱水。
脱水完了。
糊溶液の準備
今回は水200mlに対してカネヨノール100ml。カネヨノール33%でいってみました。
シェイクしてみたら、泡立ってしまいました。しばらく放って置いたら泡は消えました。
選択して脱水したトートバッグにカネヨ33%をヌリヌリ
300mlだとA4トートバッグ一枚にピッタリくらいの量でした。これより少ないと、全体に行き渡らない気がします。
ここがポイントですが、カネヨ33%でべっちゃべちゃの状態でそのまま干します。私が欲しいのは糊が効いたトートバッグではありません、理不尽に固いトートバッグ
です。
カネヨがしたたる。
干す時のポイントですが、マチの部分はきちんと剥がして干すと良いです。乾きやすいですし、マチの部分が癒着したりすると困りますので。
炎天下に3時間ほど干すと、乾きました。乾いた時点で立っています!カネヨノールスゴイ!
このままでも良いですが、ビシッと美しい仕上げにするためにアイロンをかけます。アイロン前。
アイロン後(ビシッ)
これが最終の仕上がり状態です。いかがでしょう立っております。
考察
カネヨノール33%溶液に浸して乾燥させることで、クタクタのトートバッグが自立するまでに回復しました。しかし、私が望んでいたようなバリッバリッの硬さというよりは、薄っすら固くなった程度でした。アイロンがけをする前のほうが、ゴワゴワして立ちが良かった気もします。
手順自体は悪くなかったと思うので、次回はカネヨノール66%でトライしてみます。私同様にトートバッグの立ち姿が好きな方は、ぜひ一緒に研究しましょう。